「スマホばっかりいじってないで、勉強したらどうなの!」

 

この一言で、勉強を素直に始める気になれる人がどれだけいるだろうか?

多くの人が逆にや「やる気」を失ってしまうのではないだろうか?

 

「今やろうと思ってたんだよ!」

「言われなくてもわかってるよ!!」

もしくは、その場から立ち去ってさらにゲームやSNSに没頭する…それがあなたのリアクションだ。

 

「どうせ暇なんでしょう?家の手伝いをしなさい!」

「いつまで寝てるの!学校に遅れるわよ!!」

 

親は自分が行ってもらいたい「行動」をあなたに要求している。

それ自体は間違ったことではないし、相手はあなたの将来を考えてのことであるかもしれない。

しかし、あなたはそれに「反抗」したい気持ちでいっぱいになり、時には「怒り」「悲しさ」を覚えることも…。

 

それは、彼らの言葉が「あなた」の行動を強制的に強いる形になるからだ。

この時相手は「支配者」になり、あなたは「支配される側」の立場になる。

この関係はあなたの「こころ」に大きな負担を強いることになる。

 

アメリカの心理学者ウイリアムグラッサーは「人が不幸になる4つのパターン」として以下のように述べている。

 

(1)あなたがして欲しいと思っていたことを、相手がしなかったとき。

 

(2)あなたがしたくないことを、相手がさせようとしていたとき。

 

(3)あなたも、相手も、お互いがしたくないことをさせようとしていたとき。

 

(4)苦痛に感じることやイヤなこと、不可能だと思えることを無理やり自分に強制したとき。

 

「支配者」はあなたに、自分が欲していることを「して欲しい」と常々思っている。

それは彼らの「こころ」のためだ。

そして、あなたが「それをしたくないと思っている時」あなたの「こころ」は「不幸」になる。

 

例えば「スマホばっかり見ていないで、勉強をしなさい!」という時…。

 

親はあなが勉強していない様子を見て、「不安」になる。

『お母さんはあなたが勉強をしていないと、不安になるの。お願いだから私の前では勉強している姿を見せてちょうだい。私は安心したいの。』

これが本当の叫びだ。

 

親は自分の「不幸」を取り除くために、あなたに「自分のしてほしい行動」を強制する。

「勉強する」という行動は、あなたのために言っているようだが、それは決してあなたのためではなく、自分の「不安」を払拭し、「安心」を手に入れるためだ。

 

人間は自分で選択をする生き物だ。

「あなたがしたくないことを、相手がさせようとしていたとき。」

あなたは「不幸」を感じる。

 

「支配者」はあなたのためだと言いながら、自分のしてほしいことをあなたに押し付けている。

 

あなたは自分の親を「がっかりさせたくない」ので、やりたくもない「勉強」をするのだが、あなたは「苦痛に感じることやイヤなこと、不可能だと思えることを無理やり自分に強制する」ので今度はあなたが「不幸」を引き受けることになるのだ。

 

これがいつもの「支配者」と「支配される人」の間で繰り返されるコミュニケーションパターンだ。

 

それではどうやって、「支配者」から逃れるか…。

 

まず基本姿勢として、彼らの発言は「あなたのため」ではなく「自分のため」だということを心得よう。

だから、あなたが「罪悪感」や「怒り」を感じる必要はない…。

あなたの「行動」が彼らの「こころ」に影響を与えていると逆に考えるのだ。

「不安」を感じている彼らのために、あなたが「行動」を率先して変えてあげるだけで彼らの「こころ」の状態を操ることができるのだ。

つまりあなたの「行動」が「不幸」な彼らの「こころ」に安定をもたらす…と考えることができる。

 

もし、あなたに親を「安心」させてあげたいという気持ちがあるのなら、彼らの望む「行動」をとってあげるだけで、彼らの「こころ」をコントロールしていることになる。

 

親に無理やり「勉強」をさせられると考えるとあなたが「不幸」を背負うことになってしまう。

だから「勉強しなさい」と親があなたに言った時は、「親が不安な気持ち」を払拭したがっているSOSなのだと捉える。

そして、あなたがスマホをいじるのをやめて、行動を変えると自分で決断するだけで、親を「不安な気持ち」から救ってあげることができる。

つまりあなたが「行動」を自主的に変えることが、彼らの「支配」から逃れる手段の一つだと認識するのだ。

 

あなたの「行動」はすべて自分の選択だ。

こう自覚することが、あなたの「こころ」を自由にする。

 

さぁ、スマホを片手に準備しよう。

そして「勉強しなさい!」といつものように敵がけしかけてきたら、スマホを手放し彼らの望む行動をとってあげるだけで彼らの「こころ」を操ることができるのだ!

 

罠にかかった「支配者」は、あなたに操られていることさえ気づかない!

5+